「遅延」とは、コンピュータが送り出したデータ(通信回線上は、パケットという小さな固まりに分割されています)が、相手のコンピュータに届くまでにかかる時間のことです。
ネットワークの遅延とは何か?より
LANケーブルや光ファイバの中を信号が伝播する速度は,おおむね 1kmあたり5マイクロ秒とされています。たとえば,東京から大阪まで光ファイバを敷設した場合,直線距離なら400km程度ですが,ケーブルは一直線に敷設できるわけではないので,ケーブル長としては1000kmくらい必要になると思われます。ということは,片方向で5ミリ秒ほどの遅延が発生しますので,往復の遅延時間(RTT)は10ミリ秒になります。また,この他にもルータや伝送機器などを通過する際に遅延が加わりますので,RTTはもっと大きくなる可能性があります。
ネットワーク遅延と高速化より